先日お届けした昼間の撮影記事に続いて、2019年夏モデルスマホのカメラ画質比較をお届けします。
従来の「RGGB」でなく世界初となる「RYYB」配列を採用することで光をさらに取り込みやすくした新型センサー採用の「Huawei P30 Pro」などの強豪が立ち並んでいますが、夜景に強いスマホは一体どの機種でしょうか。詳細は以下から。
◆比較に用いた機種は7機種
今回比較に用いたのはGalaxy S10+、Xperia 1、Huawei P30 Pro、Huawei P30、Xiaomi Mi9、AQUOS R3、iPhone XSの7機種。ただしP30 Proは発売前の試作機のため、製品版と仕様が異なる場合があります。
カメラのざっくりとした説明は以下で、機種名をクリックするとレビュー記事に飛びます。
Galaxy S10+:1200万画素広角(F1.5/F2.4)、1200万画素光学2倍ズーム、1600万画素超広角
Xperia 1:F1.6 1220万画素標準、F2.4 1220万画素光学2倍ズーム、F2.4 1220万画素超広角
Huawei P30 Pro:世界初の「RYYB」センサーで光を取り込みやすくなったF1.6 4000万画素広角、F2.2/2000万画素超広角、F3.4/800万画素光学5倍ズーム
Huawei P30:F1.8 4000万画素広角、F2.2 1600万画素超広角、800万画素光学3倍ズーム
Xiaomi Mi9:F1.75 4800万画素、F2.2 1200万画素光学2倍ズーム、F2.2 1600万画素超広角
AQUOS R3:センサーを刷新したF1.7 1220万画素(別途動画用に2010万画素カメラを搭載)
iPhone XS:標準+光学2倍ズーム
◆夜景を撮りまくってみた
実際に都内の夜景を撮影してみた写真は以下。基本的にカメラの設定には手を加えず、あくまでオートで撮影。「カメラの暗所撮影性能を試す」という主旨から、フラッシュおよびモバイルライトはオフにしてあります。
・上野公園 不忍池
まずはいつもの上野公園不忍池。向こう岸に見えるマンションの窓や壁、地面のタイル、空、手前の植物などを見ると、各社のアプローチの違いが分かります。
そつなく撮れている印象のGalaxy S10+。基本的に標準、ズーム、広角の順番で撮影しています。
情感豊かなようである一方、どうも暗めに写ってしまうXperia 1
編集部員が息を飲まされたHuawei P30 Pro。左端の建物の「LUCIS」という看板がほとんど潰れずに読めます。
Huawei P30もかなりのクオリティ。P30 Pro、P30でワンツーフィニッシュを決めています。
上位陣に今ひとつ及ばないXiaomi Mi9。しかし明るめに撮れる点は評価したいところです。
センサー刷新で期待が高まっていたAQUOS R3。厳しい評価を下さざるを得なかったAQUOS R2よりは改善しています。
高めのクオリティでそつなく撮れるiPhone XS
・浅草吾妻橋(スカイツリー方面)
アニメ「さらざんまい」の舞台となった浅草・吾妻橋からスカイツリーや「金のうんこ」こと「フラムドール(金の炎)」を臨んでみたところ。それにしてもHuawei P30 Proの5倍ズームには驚かされるばかりです。
Galaxy S10+
Xperia 1
Huawei P30 Pro
Huawei P30
Xiaomi Mi9
AQUOS R3
iPhone XS
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