ワイモバイルが2019年10月以降、新プランを提供することになりました。詳細は以下から。
◆縛りなし、12%値下げの新料金プラン
まず見てもらいたいのが、本日発表されたワイモバイルの新プラン。
「スマホプラン」改め「スマホベーシックプラン」で、2年縛りを撤廃。14ヶ月目以降の料金を比較(いずれもおうち割光セットまたは家族割引サービス適用)すると、2480円から12%値下がりした2180円になりました。
新プラン「スマホベーシックプラン」はプランS、M、Rの3種類。「ワンキュッパ割」に代わる「新規割(月額700円引き)」と「おうち割光セット」ないし「家族割引サービス」適用で月額1480円から利用できます。
◆新料金プラン、本当にリーズナブル……?
値下がりしたことを大々的に訴える新料金プラン。しかしいくつか気になるポイントがあります。
・2年目を値下げした代わりに、1年目に受けられる割引期間が短くなっている
最も気になるのはこの部分で、旧プランでは1年目は1480円、2年目は2480円から利用できたはずが、新プランでは加入翌月~7ヶ月目まで(つまり半年間)は月額1480円、それ以降は2180円となります。
つまり旧プランで2年間利用した場合、1480円×12ヶ月+2480円×12ヶ月で4万7520円になるのに対し、新プランでは1480円×6ヶ月+2180円×18ヶ月=4万8120円になります。
・スマホプランLは月間21GB使えたのに、スマホベーシックプランRは13GB
さらに新設される「スマホベーシックプランR」で利用できる通信量は13GB。以下の従来プランと比較すると基本料金が500円減る(2年トータルの料金差は新プランが1万円だけ安い)代わりにデータ通信量が8GB(2年トータルで192GB)も減ってしまうため、実質的な値上げと考えざるを得ません。
なお、ワイモバイルは新プラン提供に合わせて「Android One S5」を4万9200円から2万9455円、「かんたんスマホ」を5万5200円から4万2546円に値下げするなど、スマホ本体の値下げや36回分割払いを導入する見通し。
しかし今までのような「本体価格実質0円」を実現するような割引は行われなくなるため、新プランを見る限りトータルでの支払額は上がる傾向になるとみられます。
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