日本時間9月11日にiPhone 11シリーズやお安くなった第7世代iPadなどを発表したApple。
リアルタイムで中継を見ていた人も相当数いると思われますが、「近年発表会がつまらなくなった」と感じる人がいるようです。詳細は以下から。
海外メディアの報道では、近年行われているAppleの発表会について「疲れを隠せない、新鮮味のない、質の悪いプレゼンテーション」に陥ってしまったという評価が下されています。
これはApple TV+のようなサービスを「単なるストリーミングに手を加えただけのものでなく、革新的なブレークスルーであるかのように」発表していることなどを受けたもの。
もはや発表会は(革新的な製品やサービスを世に送り出す)情熱から行うものでなく、「伝統を引き継ぐ」という義務感から行われているものであり、「エキサイティングではないものに興奮を装うためのカーニバル」とまで揶揄されています。
また、各部門の責任者が新製品やサービスのプレゼンテーションを行う際、パワーワードや「MOST」「WONDERFUL」といった言葉のあと、必ず一拍おいて詳細を述べる……などの”テンプレート的な”行動も目に付くと指摘。
発表内容を引き立たせるために強い言葉も驚くほど頻繁に使われており、逆に安っぽくなってしまっています。
We can’t wait(○○を待つことができない):8回
Excited(興奮する):21回
Innovation/Innovative(確信、革新的な):6回
Wonderful/Beautiful(素晴らしい、美しい):13回
Most(最も):44回
Amazing(すごい):23回
Incredible(信じられない):39回
記事中で「創造的停滞」「Appleが私たちを退屈させていることが最も大きな罪」とまで断じられている近年のAppleの発表会。
有機ELやマルチカメラ採用で他社に遅れを取り、iPhoneから「Retinaディスプレイ」をいち早く搭載していたころのような先進性が失われつつあることなども背景にあるとみられます。
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