iPhoneの成長に陰りが見える中、部品メーカーが反旗を翻しつつあります。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、Appleは新しいiPhoneのシャーシや金属フレームの開発に関するNREコストの支払いを停止することを上流の部品メーカーに通知したそうです。
これはAppleの屋台骨であるiPhoneの年間販売台数が2015年(2億3100万台)のピークを更新したことはなく、予想を上回る需要を得ているiPhone 11であっても困難な見通しであることを受けたもの。
Appleはハードウェアでなくサービスから収益を得られるようビジネス戦略を切り替えており、iPhoneに次ぐ2番目の収益源に成長させることに成功しています。
しかし一方で主力のハードウェア事業については、サプライチェーンの管理を強化しコストを削減。そのためメーカー関係者は「Appleの注文は以前ほど魅力的ではない」としています。
なお、AppleはiPhone以外でもコスト削減を進めており、かねてからApple Watchの組み立てを担当していたQuanta Computerは2020モデルの注文を見送る事態に。
業界関係者は背景について「Apple製品は売り上げの増加にもかかわらず製造パートナーにとって常に合理的な利益を保証できない可能性があるため」と説明しています。
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