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ファーウェイ製5G機器導入をイギリスが決定、コスト面で排除が困難に

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Huawei排除をアメリカが同盟国に強く求める中、イギリスが決断を下しました。詳細は以下から。

CNNほか海外メディア各社(1、2、3)の報道によると、イギリスがHuawei製5G機器の導入を決定したそうです。
これは「機密情報の漏洩リスクがある」として、同社製機器を5Gネットワークに採用しないよう同盟国に強く働きかけているアメリカの意向を覆すもの。
イギリスでは大手携帯電話会社・Vodafoneが「Huaweiの完全排除は5Gインフラを後退させる」と主張しているほか、ボリス・ジョンソン首相も「代わりになるものがない」とコメント。
すでにHuawei製機器をネットワークに採用している通信事業者の場合、5Gネットワーク整備コストに加えて既存の機器をリプレースするコストまで発生してしまうため「排除は高くつく」と言わざるを得ない状況となっています。
なお、「ネットワークのコア部分」および「軍事基地などの近く」などからは除外されるほか、過度の依存に陥るのを防ぐため同社製機器の採用を全体の35%までにとどめる規制もかけられるとのこと。
導入を決めた背景にはHuaweiが5G通信インフラの主要ベンダーであり、代替となるメーカーが限られること、スケールメリットを生かして競合よりも低コストで機器を納入できることなどが挙げられます。
ちなみに以前お伝えしたとおり、日本は5GインフラからのHuawei排除を決定済み。
基地局1台あたりのカバーエリアが狭くなる5Gでは、今まで以上にきめ細かく基地局を整備する必要があるためネットワークの整備コストが膨れ上がりますが、携帯各社に優遇税制を敷くことで税金による補填が行われる予定です。
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