アメリカの圧力下でスマホ世界シェア2位を達成したHuaweiに新たな困難が立ちはだかりそうです。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、現在中国でのスマホ販売が落ち込み、在庫が積み上がりつつあることを業界関係者が明かしたそうです。
これは新型コロナウイルスへの対応で広範な交通規制と厳しい公衆衛生対策が導入され、国内での事業活動が困難になっていることを受けたもの。
とりわけ米中貿易摩擦の余波でGoogleの各種サービスを使えなくなったHuaweiが影響を受けるとみられており、急激な落ち込みが予想されています。
なお、世界市場におけるHuaweiスマホの販売台数は2019年後半から減速しており、2019年第4四半期のグローバルでの出荷台数は前年同期比7%減となる5600万台に。
そんな逆風吹き荒れる中でも中国では人気が高く、2019年下半期には前年比50%近い伸びとなる約7500万台のスマホを出荷。なんと市場シェアの40%を占めるほどの成長を見せています。
つまりHuaweiが世界シェア2位に輝いた背景には中国での旺盛な需要があるわけですが、2020年第1四半期は中国での出荷台数が500万~800万台減少しているとのこと。Oppo、Xiaomi、Vivoなども影響を受ける可能性があると関係者はコメントしています。
一方シェア3位に陥落したAppleはiPhone 11が好調な販売を見せており、2019年第4四半期に約7200万台のiPhoneを出荷。2020年第1四半期も5500万~6000万台の出荷を維持するとの予想。
シェア1位のSamsungはベトナムの生産拠点や廉価モデル「Aシリーズ」の好調な販売、新しいフラッグシップおよび折り畳みモデルを活用することで、2020年第1四半期に最高の結果を出す見通しとなっています。
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