市場独占につながるとして禁じられてきたNTTグループ各社間の連携が見直されることになりました。詳細は以下から。
総務省、NTT「セット割引」解禁を検討 シェア低下で見直し :日本経済新聞
日本経済新聞社の報道によると、総務省はNTTグループに対して、携帯電話と固定通信サービスの「セット割引」を解禁する検討を開始するそうです。これはかつてNTTが各分野で圧倒的なシェアを持っていたものの、競争激化で携帯電話の国内シェアが4割まで低下したため。
すでにKDDIが「auスマートバリュー」、ソフトバンクは「スマホBB割」という名称で、特定の固定電話・固定通信サービスとスマートフォンをセット契約すると1回線あたり月額最大1480円値引きされるサービスを展開中。シェア低下に苦しむNTTグループは総務省にセット割引の解禁を求めていたとされています。
なお、総務省はNTTへのセット割引の解禁などを検討するため、2月中に情報通信審議会に有識者検討会を設置。通信各社の意向も踏まえて11月をめどに見直し案をまとめ、2015年の通常国会に電気通信事業法の改正案を提出する方針とされており、セット割引解禁には今しばらく時間がかかるとみられます。