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値上がりするはずだった液晶テレビが値下がりへ、オリンピック延期と感染拡大のダブルパンチ

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今年は値上がりする見通しと観測されていた液晶テレビが、逆に値下がりすることが明らかになりました。詳細は以下から。

台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、テレビ向け液晶パネルの価格が4月に下落する見通しだそうです。
これは新型コロナウイルスの感染拡大でオリンピックほか主要なスポーツイベントが無くなってしまった結果、テレビの需要が停滞してパネル価格の値下げ圧力がさらに高まるというもの。
2020年上半期のテレビ需要は依然として低迷しており、下半期に回復するかどうかはウイルスをいつ封じ込めるかによって異なると業界関係者はコメントしています。
なお、とりわけ中型サイズが影響を受けるとみられ、32インチテレビ向けパネルが最大37ドル、39.5~43インチ向けパネルは最大65ドルに値下がりする見込み。
パネルメーカー各社の生産量削減や、中国の「独身の日」やブラックフライデーによってテレビ販売が好調だったことで供給過多が解消され、今年から値上がりするとみられていた液晶テレビ。
最も需要を喚起するスポーツイベントが延期された上、感染拡大でテレビを新調するどころではない空気が欧米に広がっていることもあり、値下がりを余儀なくされるようです。
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