NTTドコモが愛犬向けの新サービス「ペットフィット」を開始することを発表しました。発表会場から速報でお届けします。
これが「ペットフィット」の概要。3Gや各種センサー、GPS、Bluetoothを搭載し、愛犬に装着して利用する「ペットフィットタグ 01」とBluetooth接続できる「ペットフィットステーション 01」を組み合わせることで、犬の様子(寝ている、休んでいる、歩いている、走っている)や周辺温度を計測し、クラウド上へ送信・蓄積するというもの。3月スタート予定です。
これが「ペットフィットタグ 01」を装着した状態。湿度センサー、加速度センサー、GPS、Bluetooth、3Gモジュール、防水を備え、29gの軽量ボディを実現しています。
さらにスマートフォンやパソコンなどから各種データをいつでも確認でき、獣医師の監修によるコメントや「ふれあいプログラム」の提供などの健康管理サービスを利用することもできます。
実際にAndroidアプリを操作してみたところ。2013年冬モデルを使っているにもかかわらずレスポンスはガクガクですが、これはアプリが現在開発中であることを受けたもの。運動量や予防接種履歴などを一覧できます。
愛犬向け新サービス「ペットフィット」をドコモのスマホで使ってみた – YouTube
具体的には迷子防止、健康管理が主な用途です。
各種料金はこんな感じ。初期代金に端末代金や1年分の通信料金(75MB分)、サービス利用料などが含まれたプリペイドサービスで、動物病院などでも販売予定。
なんとなく良さが分かるかもしれない動画はこんな感じ。
ドコモの愛犬向け新サービス「ペットフィット」の良さが分かるかもしれないムービー – YouTube
実際にペットフィットを装着した犬たちが発表会場にいました。いずれも大人しく、非常にかわいいです。
ドコモはワンちゃんをライフパートナーとしてモバイルを利用したサービスを展開へ。なんと日本における愛犬の飼育頭数と3~12歳人口はいずれも1100万と、いかに大きい規模かが分かります。
飼い主が懸念している事項。
なんと健康管理機能では、ペットフードなど900種類の食事データを登録。
サービスを利用すればするほど研究機関などにフィードバックが行われ、サービスの質が向上する「愛犬ビッグデータ」を実現します。
モデルの道端アンジェリカさんがロングコートチワワの「ひめちゃん」と登場。
ペットフィットの魅力を大いに語り、犬用バレンタインケーキをプレゼントしました。
道端アンジェリカ、愛犬ひめちゃんとドコモの「ペットフィット」、そしてバレンタインについて語る – YouTube
プレスリリースは以下。
報道発表資料 : 国内初、愛犬向け新サービス「ペットフィット」を提供 | NTTドコモ
・質疑応答
フリー神尾:
販売チャネルがドコモショップや取扱店ということだが、ペット販売チャネルと異ならないか。犬種によって体格などが違うと思うが、どれだけ細かく対応できるのか。
株式会社NTTドコモ M2Mビジネス部長 高原幸一:
ドコモショップだけでなく郊外の大型店舗や動物病院などでの販売を考えている。犬種や体格は最初にデータを打ち込むようになっており、センサーデータと合わせて特徴点をとらえ、正しいカロリー計算を行うようなアルゴリズムを作成中。
朝日新聞タカシゲ:
ビッグデータは自動的に研究機関に送られる?自動的に取られたデータ以外の周辺情報は入力できる?
高原:
愛犬ビッグデータクラウドに上がるのは加速度センサー、温度センサーなど。プライバシーの問題があるので統計的に処理したものに。
エンガジェット津田:
そもそも犬の歩数をどうやってカウントするのか。何歩が健康に?
高原:
実は私も良く分からない。そこは(獣医の)三宅先生にアドバイスをいただいている。歩数の目安は種類によって最適なデータを相談している。
津田:
人間向けの健康管理サービスとの連携は?
高原:
ワンちゃんと散歩するときはムーブバンドを付けて是非健康管理をしていただきたい。
津田:
一緒に買うと安くなるようなキャンペーンは?
高原:
特に考えていないが積極的に展開していきたい。
津田:
ペットタグの代わりにはなるのか
高原:
(本体に)名前を書いていただいてもいい。もしワンちゃんを見つけたらドコモショップにお連れいただきたい。
フリー石野:
プリペイド料金は割高でないか?本体の重さは負担にならない?
高原:
1年間で通信量としては5100円であるため、一番低価格なサービスとなっている。ワンちゃんへの負担はあるため、生後7ヶ月以上、体重が1kg以上あることを条件にしています。これからはもっと小さくしていきたい。
石野:
29グラムだから犬用?
高原:
一部そういうところがあると思います。