新型コロナの影響でハイエンドスマホの売れ行きが伸び悩むなど、先行き不透明な部分もある今年のフラッシュメモリ業界を牽引するのは、思わぬ産業でした。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、2020年のNANDフラッシュメモリの需要を牽引するのが、日本のパチンコ産業になると業界関係者が明かしたそうです。
これはパチンコ台のアップグレードによって、大量のNANDフラッシュメモリが必要になるため。
今までパチンコ台には古い規格となる「NORフラッシュメモリ」が搭載されていましたが、マイクロンやサイプレスなどの大手各社が撤退したことで製造コストが高騰。
おまけに大容量化しづらいという弱点もあったため、低コストで大容量化が可能なNANDフラッシュメモリに移行することになります。
なお、次世代のパチンコ台は16GBないし32GBのNANDフラッシュメモリを搭載する見通しで、旧世代のパチンコ台は主に東南アジアに輸出される予定。大容量のストレージを採用することで、より遊戯の幅が広まることが期待できそうです。
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