世論調査の根底が揺るがされる事態です。詳細は以下から。
フジテレビおよび産経新聞社のプレスリリースによると、両社が合同で行う世論調査において、一部データの不正入力があったそうです。
これは調査業務委託先の「アダムスコミュニケーション」が業務の一部を再委託していた「日本テレネット」のコールセンター現場責任者によるもの。
世論調査は電話による質問に対する回答を集計する形で行われますが、実際には電話していないにも関わらず、架空の回答を入力する形で、2019年5月から2020年5月まで計14回の実施分で不正入力が行われていたとされています。
なお、調査1回約1000サンプルにつき、100数十サンプルの不正が見つかっており、トータルの数字は約2500サンプルに。
フジテレビは問題の期間の世論調査結果および関連する放送を取り消すほか、産経新聞も世論調査14回分の記事をすべて取り消すとしています。
ちなみに時事通信社の報道によると、世論調査の中には政権支持率も含まれるとのことで、両社は以下のようなコメントを発表しています。
フジテレビ:
今回、委託先からの不正なデータをチェックできず、誤った情報を放送してしまった責任を痛感しております。今後、継続して調査・検証を行い、その結果に沿って、然るべき処置を行ってまいります
産経新聞社:
報道機関の重要な役割である世論調査の報道で、読者の皆さまに誤った情報をお届けしたことを深くおわび申し上げます
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