正式版がリリースされて今年で10年を迎えるIP通話ソフト「Skype」のチャット機能が改善されることが明らかになりました。
Skype’s Enhanced Chat Experience – – Skype Blogs
Skype公式ブログによると、今後数ヶ月以内に行われるアップデートによって、パソコンやスマートフォン、タブレットといった端末間での同期が最適化され、「外出先でスマートフォンで行っていた会話の続きを自宅のタブレットで」といったことが可能になるそうです。
また、実際にメッセージが配信されているかどうかがユーザーに分かることがどれだけ重要であるのかを理解した上で、LINEなどでおなじみの「既読」機能も追加するとのこと。
さらにこれらの機能を実現するために、モバイル向けSkypeで会話のロード時間改善やアプリの高速起動、会話の再開にかかる時間を短縮。急速にバッテリーが減る「バッテリードレイン」の恐怖無しに一日中チャットできるとしています。
最新のAndroid版Skypeのスクリーンショット
マイクロソフトによる買収を経て、長年提供されてきた定番チャットソフト「Windows Live Messenger」と統合されたものの、モバイル版のレスポンスの遅さやバッテリー消費の多さ、パッとしないチャット機能から「音声通話はSkypeだけど、テキストチャットはLINEなどの別アプリ」といった使い分けをする人も少なからずいると思われるSkype。
チャット機能にようやく本腰を入れてくれるのは非常にありがたいのですが、このようにAndroidアプリ版には「チャットするためにウインドウをタップしたつもりが通話ボタンがタップされてしまう」といったインターフェース上の問題もあるため、UIの改善なども含めた抜本的なブラッシュアップを望みたいところです。