今やメッセージングツールとして定番となりつつあるLINEをソフトバンクが買収する可能性が浮上しました。
ソフトバンク、LINEの株式取得目指す-関係者 – Bloomberg
Bloombergの報道によると、ソフトバンクがNAVERの日本子会社「LINE」の株式取得を目指していることが関係者によって明かされています。
メッセージングサービスを巡ってはすでに楽天が「Viber」、Facebookが「WhatsApp」を買収するなど、今年に入って動きが加速。
LINEの企業価値は最大149億ドル(約1兆5300億円)にのぼる可能性があるとされており、ソフトバンク以外にも会社全体ないし部分的な買収提案を少なくとも1件受けているとのこと。
なお、LINEは年内の新規株式公開(IPO)を目指していますが、大手企業から出資を受け入れることで、IPO前にLINEの評価額が高まる公算が大きいと報じられています。
ちなみにKDDIは2012年、NTTドコモは2013年にそれぞれLINEと提携していますが、LINEがキャリアメールに取って代わりつつある昨今を考えると、その重要性は認識しているはず。
にもかかわらず提携以上に踏み込まなかったあたりに、2社の煮え切らなさを感じていた人も少なからずいるのではないかと思われますが、はたして今回の買収劇はどのような結果を見せるのでしょうか。