2010年12月にNTTドコモが世界に先駆けてサービスインした第3.9世代携帯電話「LTE(Long Term Evolution)」サービス。
商業的には「4G」と呼ばれ、一般的な光ファイバーを上回る下り最大150Mbpsの高速通信・高速応答性を実現していますが、ものすごい勢いで普及していることが明らかになりました。
総務省がまとめた2013年度12月末までの電気通信サービスの契約数データ。携帯電話契約数は日本の総人口を上回る1億4105万に達し、PHSやBWA(WiMAX、AXGP)を足すと1億5325万にもなります。
そしてPHS、BWA、3.9G(この場合はLTE)の契約数推移をグラフにするとこんな感じ。LTE契約数は1年前(1363万契約)と比較して2.8倍の3876万にまで拡大しており、携帯電話ユーザーの約27%がLTE対応機種を利用している計算に。
なお、光ファイバー契約数は集合住宅や戸建て向け、すべてを合わせても約2500万。ここ1年では150万ほどしか伸びておらず、2010年以前と比較して成長は鈍化。背景にはいち早く固定回線の置き換えを目指してサービスを提供したWiMAXなどの影響もあると思われます。
ちなみに総務省がまとめた国内の総ダウンロード通信量は1年前の33.2%増となる2537Gbps(毎秒DVD67枚分)。LTEスマートフォンの急速な普及により、さらなる伸びが見込まれます。