ネットブックなどでおなじみとなった「Atomプロセッサ」ですが、Intelがブランド名の撤廃を検討していることが明らかになりました。
Intel to get rid of Atom brand name
台湾メディア「DIGITIMES」が現地の大手部品メーカー関係者からの情報として報じたところによると、Intelは2013年第4四半期から「Atom」ブランドを無くす検討を行っているそうです。
これはAtomプロセッサへのマイナスイメージが根強く、同CPUを搭載したスマートフォンやタブレットの売り上げに影響が出ていると考えられることを受けたもので、Intelはエントリーモデルのブランド名としてPentiumやCeleronを採用する予定。
かつて爆発的に普及したネットブックをはじめとするAtom搭載モデルの性能の低さが原因だと思われますが、Windows XPでようやくまともに動く性能だったにもかかわらず、OSにWindows Vistaを採用したことで「どうしてこうなった」状態に陥った「WILLCOM D4(2008年発売)」などを思い起こせば無理もありません。
なお、Intelは第3世代アーキテクチャ「Ivy Bridge」を採用した現行の「Core i3」「Pentium」「Celeron」を最新の第4世代アーキテクチャ「Haswell」ベースに置き換えたモデルを秋以降順次発売予定。しかしながら2013年末までに出荷されるCPUの6割はIvy Bridgeベースになると見込まれています。
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