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【速度計測あり】格安MVNO「mineo(マイネオ)」でキャリアアグリゲーションやWiMAX 2+が使えることが明らかに

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建物の中などでもつながりやすいプラチナバンド(800MHz)で実人口カバー率99%をいち早く達成した「au 4G LTE」を月額980円で利用できる格安MVNO(仮想移動体通信事業者)サービス「mineo(マイネオ)」。
高い性能と使い勝手を両立させた「DIGNO M」や、テザリング・落下保証が提供されることもあって人気を集めていますが、やはり気になるのがauが2014年夏モデル発売に合わせてスタートした「キャリアアグリゲーション」「WiMAX 2+」に対応しているかどうかという部分。さっそくmineoのSIMで試してみたところ、意外な結果になりました。詳細は以下から。

◆auの新サービス「キャリアアグリゲーション」「WiMAX 2+」とは?
キャリアアグリゲーションとは、下り最大75MbpsのLTEを2本束ねて下り最大150Mbpsにするという技術。現時点では上りには適用されないため、上り最大25Mbps、下り最大150Mbpsとなります。

さらに2つの電波を同時に使うため、速度だけでなく通信の安定性も向上します。

そして「WiMAX 2+」は、KDDI傘下のUQコミュニケーションズが昨年10月末にスタートした、下り最大110Mbps、上り最大10Mbpsの高速通信サービス。auの2014年夏モデルは混雑状況に応じてこれらの回線を自動で切り替えられるようにすることで、今まで以上に快適に通信できるわけです。
◆mineoのSIMを2014年夏モデルのau端末に挿してみた
それでは早速、SIMカードの交換実験の様子を見ていきましょう。まずはmineoのSIMが入ったDIGNO M(左、LTEのみ対応)と、auのSIMが入ったGalaxy S5(右、キャリアアグリゲーションとWiMAX 2+対応)の通信速度をチェック。

場所は平日夕方の渋谷センター街。若者たちでごった返しています。

それでは計測。DIGNO Mが下り10.59Mbps、上り12Mbpsであるのに対し、Galaxy S5は下り35.39Mbps、上り7.09Mbpsを記録。上り速度があまり出ていないため、下り最大110Mbps・上り最大10MbpsのWiMAX 2+接続だと思われますが、やはりGalaxy S5の通信速度が大きく上回る結果となりました。

続いてはmineoのSIMカードにアダプタを着けてGalaxy S5に挿入。



電源を投入し直すと無事起動し、アンテナピクトには「4G」の文字が。


しかしこのままでは通信できないため、モバイルネットワーク設定を行います。

アクセスポイントの設定。機種ごとに異なるため、詳細はmineo公式ページの設定方法を確認のこと。


無事設定を終えたので通信速度を計測。なんとauのSIMを挿入した際と同じように高速通信が可能になりました。
mineo SIM入りのGalaxy S5でWiMAX 2+を使ってみた – YouTube

auのSIMが入ったiPhone 5(左、LTEのみ対応)と比較したところ。圧倒的な下り速度であるにもかかわらず、上り速度が10Mbpsを大きく割り込んでいるため、mineo契約でもWiMAX 2+回線を利用できていると考えて間違いないようです。

通信速度比較の様子はこんな感じ。
au契約のiPhone 5とmineo契約のGalaxy S5速度比較 – YouTube

調子に乗ってmineoのSIM入りGalaxy S5を持ったまま、通勤客や若者でごった返している渋谷駅ハチ公前広場で通信速度を計測。なかなか悪くない数字です。


通勤ラッシュ時のJR山手線新宿駅すら優に30Mbps超えを記録。


シングルバンドのLTEしか使えないiPhone 5(au契約)と比較すると、どれだけ圧倒的な速度なのかが分かります。

水道橋でも30Mbps前後に。iPhone 5よりも圧倒的に高速である上、上り速度が10Mbpsを超えていることから、WiMAX 2+ではなくキャリアアグリゲーションを利用できていることが分かります。


プラチナバンドLTEに加えて、キャリアアグリゲーションやWiMAX 2+も利用できる結果となったmineo。これらの技術を用いた通信がどれだけ快適なのかは、以前お伝えした記事でも分かる通り。地上だけでなく地下などでも遺憾なくその実力を発揮していました。
あくまで異なる事業者の回線であるため、WiMAX 2+を今後も継続して利用できるかどうかは分かりませんが、キャリアアグリゲーションだけでも十分通信のさらなる高速・安定化が期待できるため、2014年夏モデルの白ロムの値動き次第では検討してみる価値もありそうです。

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