ソフトバンク、KDDI(au)に続いてNTTドコモも「通信の最適化」を導入することが明らかになりました。
BUZZAP編集部でNTTドコモ広報部に問い合わせた内容と回答は以下の通り。
BUZZAP編集部:
御社も通信速度の最適化を実施すると一部で報じられていますが、これは事実でしょうか。
NTTドコモ広報部:
今後通信の最適化を導入する予定ですけれども、現状では始まっていません。開始する際は別途お客さまにご案内させていただきます。なお、店頭では6月から通信の最適化について説明をさせていただいております。
BUZZAP編集部:
auはお客さま相談センターで非適用を申し出ることができますが、御社の場合は?
NTTドコモ広報部:
弊社でもドコモインフォメーションセンター(151)に電話すれば非適用にすることができます。
BUZZAP編集部:
ありがとうございました。
なお、BUZZAP編集部で検証したところ、すでに通信の最適化を導入しているKDDIはほとんど画像などの圧縮を行っておらず、ウェブサイトで高画質写真などを閲覧しても元データをそのまま受信できるのに対し、ソフトバンクはほぼすべてのファイルを強制的に圧縮。
中には「アルゴリズムの関係で元ファイルより若干データサイズが大きくなり、さらに画質が劣化してしまう」といった事例も見受けられますが、ドコモやauと異なり、ソフトバンク(およびSoftbank 4G-S契約のイー・モバイル)では通信の最適化を解除することができません。
表示品質があまり劣化しないのであれば、ネットワークの負担を軽減するためにもある程度の圧縮はやむなし……と考える人もいるかと思われる通信の最適化。
しかし「カメラの画質比較記事すらオリジナルと違う形で表示されてしまう」というのはコンテンツ制作側・ユーザー双方にデメリットとなりかねないため、ユーザーに選択肢を与えているドコモ・auの姿勢は評価されるべきではないでしょうか。