子どもたちの間で人気を集めつつある「妖怪ウォッチ」の関連商品が急遽増産されることが明らかになりました。
バンダイナムコ、「妖怪ウォッチ」商品の売上げ急伸…年間予算3カ月で達成 緊急増産へ – MSN産経ニュース
産経新聞社の報道によると、バンダイナムコホールディングスが本日行われた同社の決算会見で、品薄が続く「妖怪ウォッチ」の関連商品「妖怪メダル」の増産計画を発表したそうです。
これは2014年1月~2015年3月までに1億枚を売り上げる予定だったのが、2014年1月~6月で3200万枚を売り上げてなお品薄が続き、インターネットオークションなどで高値で取引されていることを受けたもの。中国での製造委託先を増やすとしており、石川祝男社長は「増産を強化し、航空便も使って素早い供給に務めたい」と述べています。
腕時計側おもちゃ「妖怪ウォッチ」にセットすることで、仲間となった妖怪を呼び出せられる「妖怪メダル」。発売1ヶ月足らずで200万本を売り上げたニンテンドー3DSソフト版とも連携するなど、ゲームとおもちゃを巻き込んで展開しています。
なお、同社は妖怪ウォッチについて2015年3月期中に70億円の売り上げを見込んでいましたが、4~6月の四半期で65億円を売り上げ、上期中に100億円に達する見通しであるなど、子ども向け商品が最も盛り上がる年末商戦を迎える前にもかかわらず、空前の大ヒットを記録。
大ヒットに付け込み、関連グッズを買い漁って高額で売りつける「転売屋」によって品薄が加速したこともあり、バンダイナムコは消費者の飢餓感を煽り、実態以上に需要を膨らませる「品薄商法」を展開しているのではないか……という声もありますが、売り上げを見る限り、妖怪ウォッチのヒットは本物であると言わざるを得ないようです。