昨年iPhone参入にあたり、ソフトバンクすらやらなかった「MNP利用者向けに他社版iPhoneの下取り」という大ナタを振るったNTTドコモですが、iPhone 6の発売に合わせて下取り額を大幅に引き上げました。
2014年9月14日11時37分時点での携帯3社のiPhone下取り額は以下の通り。
ドコモは9月19日~10月31日までの期間限定で(PDFファイル)他社版iPhoneの下取り額を最大2万1600円増額しており、その結果iPhone 5は3万円前後、iPhone 4sすら2万円前後で下取りされることに。
ちなみにauの下取り額はこんな感じ。他社への流出を防ぐため、iPhone 4sが増額されています。
3社の中で一番下取り額が低いソフトバンク。ドコモに追従するのでしょうか。
なお、MNP時のiPhone 6本体価格は携帯各社とも横並びですが、他社版iPhoneの高額買い取りによってドコモ版が最も安く購入できる計算に。
ただしドコモは9月から契約できる料金プランを6月にスタートした「カケホーダイ&パケあえる」に一本化しており、以下の比較からも分かるように、データ通信メインのユーザーには割高となる計算に。旧プランでの契約が可能なauやソフトバンクと比べてランニングコストが底上げされています。
・旧プラン
タイプXiにねん(通話定額無し、743円)+spモード(300円)+Xiパケ・ホーダイ フラット(月間7GB、5700円)=6743円
・新プラン
カケホーダイ(完全通話定額、2700円)+spモード(300円)+データMパック(月間5GB、5000円)=8000円
機種変更を最安にすることで他社への流出を防ぎ、他社版iPhoneを高価買い取りすることで流出したユーザーを少しでも取り戻そうとする強い意気込みを感じますが、できれば契約できるプランに幅を持たせて欲しかったところです。