高耐久スマホのヒットで北米でもシェアを持つ京セラが2014年下期に新モデルを一挙に投入する方針であることを明かしました。詳細は以下から。
本日行われた京セラの2015年3月期第2四半期決算説明会で山口悟郎社長が明かしたところによると、京セラは2014年下期に国内を含む世界市場で新モデルを10数機種投入するそうです。
今後TORQUEやBrigadierといった高耐久スマホの販売を国内外に拡大するほか、端末プラットフォームを共通化することで開発コストを削減する方針とのこと。
また、中国メーカーに注力することでスマホ向け部品の売り上げが約3倍になる見通しであるなど、部品事業についても良いサイクルが生み出せています。
そして質疑応答では以下のように回答しており、SIMフリー端末に参入するつもりはあまり無いこと、国内での販売数を増やすためにドコモへの参入を果たすつもりであることを明かしています。
フリー石野:
携帯電話は海外向けが伸びている一方で、国内向けの規模が伸び悩んでいるように見えるが対策は?SIMフリーについてはどう考えている?
山口社長:
国内の売り上げが減ったのはさまざまな事情があるが、各キャリアさんでのシェアを上げていくしかない。auさんの比率が高く、ソフトバンクさんにも入っているが、ドコモさんに入っていくしかありません。
海外でもアメリカではSprintと1社だったが、Verizonに入りT-Mobileに入り、4大メガキャリアには、ほぼ今年度中には全て入れる予定。そうやってキャリアの数を増やしてきたいと思う。
SIMフリーについては、我々はキャリアさんの指示通りに作る端末メーカーなので、戦略などはありません。