NTTドコモの携帯電話回線とNTT東西の光ファイバーを組み合わせたセット割引「ドコモ光」の詳細が明らかになりました。
「ドコモ光」月額5000円 携帯・回線セット 接続料半減で交渉(1/2ページ) – 産経ニュース
産経新聞社の報道によると、NTTドコモが2015年2月開始予定の「ドコモ光」は、光回線利用料とISP料金を合わせた月額料金が最終的に5000円強になる見通しだそうです。
光接続サービスだけの単独販売は行わないとしており、ドコモの通信サービスと組み合わせた「ドコモ光パック」を販売するものの、セット割引の料金は未定。12月初旬に予定していた事前申込の受付は延期するとしています。
記者の眼 – 通信業界で不評の「サービス卸」、ドコモ光は大丈夫か:ITpro
なお、「ドコモ光」はNTT東西が光接続サービスをさまざまな事業者に公平に提供する「サービス卸」を利用することで実現するものですが、NTTは事業者に対して箝口令を敷き、卸料金を非公開に。これでは本当に平等、公平に提供されているのかが分からず、政府からも批判されています。
あくまでウワサではあるものの、卸料金は「戸建て向けで月3500円程度、集合住宅向けで月2500円程度」と、あまり安くなく、関西電力が提供する「eo光」などとの競争が激しい西日本に至っては、サービス卸のほうがNTTよりも高くなってしまうといった問題があるとのこと。
つまり少なくとも西日本でサービス卸のメリットを享受できる事業者は少なく、卸を利用してもNTTグループ内でお金が動くだけで済むドコモおよびNTTが一番得をする……という構図が生まれることになるわけですが、はたしてこれは本当に公平なのでしょうか。