NTTドコモが3日間で1GB以上通信したユーザーに課す通信速度制限を撤廃しました。
Xiパケ・ホーダイ フラット : ご注意事項 | 料金・割引 | NTTドコモ
NTTドコモ公式サイトによると、2014年12月26日現在、LTEサービス「Xi」の提供条件が「一定時間で大量のパケット通信」「一定時間内に連続で通信した場合」などに通信を切断する……という表現となっています。
つまり従来の「3日間で1GB」という目安での通信速度制限が撤廃されたわけですが、これはあくまでLTE(Xi)のみで、3G(FOMA)については3日間で約300万パケット(約366MB)以上で通信速度制限が課せられるとのこと。
ちなみに、今までの提供条件はこんな感じ。当日を含む直近3日間のデータ量が約1GB以上に達したユーザーに対し、通信速度制限を実施する旨が告知されていました。
なお、「3日間で1GB」制限は携帯各社が導入しているものの、NTTドコモやKDDIが比較的緩やかな条件で運用しているのに対し、ソフトバンクは厳格に適用するなど、対応が分かれているのが現状。
かつてBUZZAP!で前日に3.5GB通信したauスマホ(左)と同じく前日に2.6GB通信したソフトバンクのスマホ(右)で通信速度を測定したところ、au回線は本当に速度制限が行われているのか分からないほど高速だったのに対して、ソフトバンク回線は何度試しても測定が成り立たないほど通信速度が制限されていました。
スピードテストが成り立たないほど速度を落とすソフトバンクの「3日間で1GB」規制01 – YouTube
スピードテストが成り立たないほど速度を落とすソフトバンクの「3日間で1GB」規制02 – YouTube
あくまで大容量通信や連続通信を規制する可能性自体は残しているNTTドコモ。しかしながらファイルサイズが1分あたり数百MBにも達する4K解像度の動画を撮影できるスマホが続々と発売され、突発的に1GBを突破する可能性がどんどん上がっている今、「3日間で1GB」という目安が撤廃されたことは非常に喜ばしいことではないでしょうか。