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【要注意】ドコモやソフトバンク、いまだにパケ死を招く「スピードモード」「快適モード」加入を割引の条件に

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スマホ本体の価格を割り引く条件として、「パケ死」しかねないプランへの加入を進めていたドコモやソフトバンク。
昨年9月のiPhone 6発売時にBUZZAP!で取り上げた際、非常に大きな反響がありましたが、学割商戦でにぎわう今もなお続いているため、再度注意喚起します。詳細は以下から。

◆そもそも「スピードモード」「快適モード」とは?
まずは「スピードモード」「快適モード」とは何なのかをおさらい。これらのオプションはNTTドコモおよびソフトバンクの新プラン「カケホーダイ&パケあえる」「スマ放題」に導入されました。
簡単に説明すると、これらのオプションはユーザーが契約したパケットパックの通信量をオーバーした場合でも128kbpsに減速されず、自動で利用できるデータ量が追加され続けるというもの。
ドコモによる解説。通常適用される「リミットモード」は、規定の通信量をオーバーすると128kbpsに速度制限され、1GBごとに1000円を追加課金することで、制限を回避できるという内容ですが……

「スピードモード」は超過しても速度制限されない代わりに、利用したデータ量に応じて1GB/1000円が自動的に課金され続ける仕組み。ドコモは上限(毎月1~10GBまで、無制限からの選択式)をあらかじめ決めておけるのに対し、ソフトバンクは無制限というえげつない内容でしたが、(PDFファイル)いつの間にかドコモと同条件に揃えています。

つまり「スピードモード」「快適モード」は本体代金の割引を対価に、月の支払額が跳ね上がる危険性を背負ってしまうもので、十分理解しないまま契約してしまったユーザーが、思わぬ高額請求に陥るケースも十分に考えられるわけです。
快適モードによって高額請求が行われた実際の例。7000円台だった料金が実に3倍になっています。
自主休講 on Twitter: “快適モードとかいう設定になってるせいでこうなってる死ねよ

◆今もなお割引の条件として加入が求められている
そしてBUZZAP!編集部で2015年2月28日時点で改めて調査したところ、ドコモ・ソフトバンク共に複数のショップで割引の条件として提示されていることが確認されました。






◆高額請求オプションへの加入は携帯電話会社が望んでいる
もし何も理解せずに「無制限」を申し込むようなことがあれば、とんでもないことになりかねない「スピードモード」「快適モード」。そして改めて留意しておくべきなのが、「ドコモやソフトバンクがユーザーに加入させることを望んでいる」という点です。
一般的に携帯電話販売店などで「指定オプション」として加入を求められる各種サービス・オプションは、携帯電話会社がユーザーに加入させたいと思っているもので、契約を獲得した販売店に対しては「報奨金」が支給されます。
そして販売店は報奨金を原資に携帯電話本体を割り引いているわけですが、今回のように割引の条件として「スピードモード」「快適モード」への加入が挙げられている以上、携帯電話会社が高額請求されかねないオプションへの加入を望んでいると考えざるを得ないわけです。
◆auでは同様のケースを確認できず
なお、auにも「スピードモード」「快適モード」に該当する「エクストラオプション」がありますが、BUZZAP編集部で確認したところ、2015年2月28日現在、割引の条件として加入を求める販売店は見当たりませんでした。
エクストラオプションに言及しているauショップのTwitterアカウント。以下のように「エクストラオプションにお金を払うよりは、もう1台○○を購入した方が安上がり」というセールストークで、同オプションへの加入を割引の条件にするようなものではありません。

◆「当店指定オプション」に注意
このように今もなお残っているパケ死の危険性。
なお、上記の携帯電話ショップのように明示されていなくとも、割引の条件として携帯電話ショップで提示される「当店指定オプション」の中にこれらのモードへの加入が含まれているケースも考えられるため、契約にあたっては注意が必要です。

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