経営再建中のシャープが巨大ロボットのパイロットのような感覚で、自分の健康状態を確認できる謎の測定器具「健康コックピット」を開発し、本日から開催されている「未来医XPO’15」で展示していたのでさっそくチェックしてみました。
高齢化社会を迎え、健康に対する意識が高まる中、眠りの面から健康をサポートする試みなども展示されています。詳細は以下から。
これが未来医XPO’15のウェルネスライフサポートコーナーに展示されていた「健康コックピット」。なかなかオシャレなカラーリングです。
シートは程良く弾力性がある、座り心地のいいものを採用。
右側のアームには戦闘状況、もとい健康状態などを表示するための液晶モニターを搭載しています。
こちらはパイロットを認証するため……ではなく、脈拍を測定するためのセンサー
左側には血圧計が搭載されています。
さっそく座ってみてもらいました
身長や体重、年齢などの各種データを入力して測定開始。
血管年齢や血圧、脈拍などを元に、自分がどれだけ健康であるのかが数値化される仕組みです。
血管年齢やBMI、血圧、脈拍など、気になる部分についてアドバイスしてくれます。
さらに健康コックピットは身体の状態だけでなく、気持ちも測定可能。
自分はどのような精神状態にあるかを「気持ちの落ち着き度」「ストレス対応力」で教えてくれます。
モニターの上に搭載されたカメラにより、カウンセラーによる対面カウンセリングなども提供するとのこと
ここまで揃っているのであれば、自宅で使いたいユーザーのために、マッサージ機能や映像コンテンツを楽しめる機能を取り付けたモデルを展開して、楽しみながら健康チェックできるようにしてもいいのでは……という気がしなくもない「健康コックピット」。しかし当面は健康チェック機能に絞り、個人ユースではなく、ヘルスケア事業者向けに展開する方針だそうです。
また、同じコーナーでは「健康いちばん」と呼ばれるヘルスケア寝具も展示。
部位ごとにクッション材の堅さを変えることで、身体に負担をかけることなく適切な体位で快眠できるほか……
温熱効果や電位効果によって、血流を改善するとのこと。
さらに心拍数や呼吸数の測定や睡眠時間、眠りの質を記録・解析することで、睡眠の質を高められるとしています。
見た目は至って普通の布団だけに、寝心地が気になるところです。
そしてウェルネスライフサポートコーナーの側にあるパラマウントベッドブースでは、さまざまなタイプのベッドを展示。
こちらはベッドの底部自体がジャッキアップされることで、寝ている人への負担を軽減する介護用ベッド「楽匠Z」シリーズ。
空気圧により柔らかさを変えることができるICU(集中治療室)向け電動ベッド。できればお世話にならずに済むよう、日々の健康には気を付けたいところです……。