LTEに対応したスマホ向けチップセットが大幅に値下がりしていることが明らかになりました。
スマホだけでなく、フィーチャーフォン(ガラケー)の中にスマホ向けチップセットを搭載した「ガラホ」や、タブレット端末などを安価に製造できるようになります。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」が報じたところによると、4Gスマホの製造に必要なチップセットの価格が、2015年全体で50%低下する見通しであるそうです。
これはSnapdragonシリーズで知られるクアルコムや、格安スマホ・タブレットなどに向けたプロセッサでシェアを伸ばすMediaTekといったチップメーカー間の競争が激化していることを受けたもの。
さらにドル高で中国市場のスマホ需要が弱まったことで、2015年第2四半期からは価格下落が加速していると市場関係者は明かしています。
大手携帯電話事業者の回線を利用したMVNO(MVNO格安SIM)と、コストパフォーマンスの良い中国、台湾のスマホメーカーによって、大きく盛り上がりを見せている日本の格安スマホ市場。
チップセットが安くなることで、さらに安価なスマホだけでなく、今までの形にとらわれない、意欲的なスマホの登場に期待したいところです。
4G phone chip prices to fall 50% in 1 year