クアルコムの最新プロセッサ「Snapdragon 820」の性能が判明しました。詳細は以下から。
まずはSnapdragon 820のおさらい。カスタムCPU「Kryo」にGPU「Aderno 530」、カテゴリ12・13のLTE、60GHz帯を用いたIEEE 802.11ad準拠のWi-Fi対応などが目玉です。
Snapdragon 810と異なり、クアッドコア(2.15GHz×2+1.59GHz×2)構成を採用。毎秒1.5ギガピクセルを処理できるカメラISPは2つのカメラセンサーを同時に処理できます。
さらにハードウェアレベルでマルウェア対策が可能になるため、スマホの信頼性が向上します。
「Geekbench 3 Pro」で測定したCPUのベンチマークスコア。シングルコアあたりの性能では、Apple A9>Snapdragon 820>Exynos 7420>Snapdragon 808>Snapdragon 810……という順番になります。
マルチコアではSnapdragon 820>Exynos 7420>MediaTek MT6795の順番に。なかなか悪くないスコアではないでしょうか。
なお、Buzzap!でベンチマーク比較に用いる「3D Mark」でGPU性能を計測した結果はApple A9>Snapdragon 820>Snapdragon 805の順番に。
現行の他社製最新プロセッサ、Apple A9やExynos 7420と比べて、際立ったパフォーマンスの高さではないものの、順当に進化している印象を受けるSnapdragon 820。
処理能力よりも発熱が気になるところですが、レビュー元のサイトでは評価用見本を与えられただけで、スマホ本体の発熱についてはチェックできなかったとしています。
Testing Snapdragon 820