誕生日を祝う歌として世界中で歌われているあの曲の著作権が無効になります。詳細は以下から。
読売新聞社の報道によると、「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー(Happy Birthday To You)」の歌詞の著作権を巡る訴訟において、1998年に歌詞の著作権を引き継いだと主張してきたアメリカの音楽出版社が無効を認めたそうです。
この歌は1962年に行われたジョン・F・ケネディ(当時45歳)の誕生パーティーでマリリン・モンローが歌ったことでも知られ、出版社は歌がドラマなどで使われる度に著作権料を得ていたとのこと。
しかしこの歌の歴史に関する映画を制作した会社が2013年に使用料支払いを不服として出版社を提訴。出版社は著作権の無効を認めた上で1400万ドル(約16億円)を支払う和解案を提示し、原告側と合意に達したとされており、和解が成立した後、この歌は「公共の文化遺産」として扱われる方針。
なお、著作権の存続期間を原則50年間と定めている日本では1999年に歌詞、2007年に曲の著作権が切れていますが、日本語の訳詞については2059年まで著作権が存続する予定とされています。