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Atomプロセッサの新規開発をキャンセルし、スマホやタブレット向けプロセッサから撤退状態へと追い込まれたIntelが、iPhone関連の大型受注を獲得する可能性が浮上しました。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」が業界関係者の話として報じたところによると、2016年9月に発売予定のiPhone 7(仮)に対し、Intelがモデムチップを供給するそうです。
Intelは新型iPhone用にモデムチップを自らパッケージングしますが、実際に製造するのはTSMCやKYECで、Intel版モデムチップは全数の50%におよぶとのこと。
なお、現在iPhoneにモデムチップを供給しているのはAtomプロセッサを撤退へと追いやった競合メーカーの1社・クアルコム。Appleは各種主要部品を複数の業者に納入させることで、部品メーカー各社に値下げ圧力をかけるやり方を採用していることでも知られています。
つまり、Intel版モデムチップが実現すると、クアルコムは受注が減るだけでなく、部品の単価引き下げを要求される可能性もあるわけですが、Intelにとって一矢報いる機会が訪れたということなのでしょうか。
Intel obtains up to 50% of modem chip orders for upcoming iPhone