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今と全く異なる料金プラン、KDDI発足当時のauのカタログがすごい

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KDDIが旗艦店「au SHINJUKU」で7月14日(木)から期間限定で展開している「おもいでケータイ タイムトラベル」。
IDO、セルラー時代を含む厳選された過去の携帯電話60機種が展示されているかたわらで、なかなかお目にかかることができないau立ち上げ当時のカタログなどが公開されていました。詳細は以下から。

au SHINJUKUの「おもいでケータイ タイムトラベル」ブースにあった、カタログ展示コーナー。KDDI社内にも残されていなかったものを含めて、カタログなどが公開されています。

浅野忠信が表紙の2001年版au総合カタログ。つい「2位が世界を面白くする」「学生さんはお金がない」といったキャッチコピーを思い出してしまいます。

2004年のカタログでは仲間由紀恵が表紙に。CMキャラクターをやや個性派で固めたがるのは、auの企業風土なのでしょうか。

セルラーがauに変わることを伝えるチラシ。

「全機種バイブレーションコール搭載」と書かれているのが時代を感じさせます。この頃は日本の家電メーカー各社が携帯電話の新機種を発売していました……

実はミッキーマウス仕様の携帯電話が初めて発売されたのはこの頃。初めて取り扱ったのはauです。

携帯電話と接続してインターネットを楽しむ「ウェブパレット」や、写真付きメールを送るための「フォトパレット」など、単独ですべてが完結できるようになった今では考えられないオプションも。

パケット通信中心の現在と異なり、当時の携帯電話は通話を中心とした料金プラン。基本使用料が高いほど通話料が安くて無料通話も多いのが特徴。さらに地域会社ごとに提供するプランが微妙に異なり、「オペレーターに電話して別地域のプランに変更してもらう」といった裏技を利用することもできました。

時間ごとに通話料が異なっていたのも今と違うところ。アプリを用いた無料通話や通話定額プランが当たり前となった現在では、考えられない内容です。


当時提供されていた1年縛り&長期契約優遇プラン「イヤートークプラン」。契約解除料が設定されているものの、今の「2年以内の解約で1万円」とはかけ離れています。

イヤートークプランと併用できないものの、長期割引サービスも。

続いてこちらはまだKDDIに吸収される前のツーカーのカタログ。

3Gに参入する事業者を絞りたい総務省の意向と、経営上の観点から3Gへ移行せず、通話重視の展開を進めていったツーカー。無料通話をたっぷり含めた「ツーカーシンプル料金シリーズ」で、通話とメールメインのユーザーの取り込みを図りました。

そんなツーカーも2005年にはKDDIに吸収され、「Tu-Ka by KDDI」に。2008年3月31日にはサービスを終えています。


携帯電話の用途が通話からデータ通信へと移り変わったことを、改めて確認できる昔のカタログ。au SHINJUKUでは7月18日(月・祝)まで展示が行われています。

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