先日Buzzap!でカメラ機能を売りにする2016年冬モデル「Xperia XZ」「iPhone 7 Plus」「isai Beat(ドコモ版はV20 PRO L-01J)」の撮影比較を第1弾、第2弾、第3弾にわたってお届けしてきましたが、オートモードでの比較ではどうしても伝わらないのが、isai Beatが持つマニュアル撮影機能の魅力。
そこで今回、isai Beatのカメラ機能のキモである、マニュアル動画撮影機能を競合するXperia XZやiPhone 7 Plusと比べてみました。詳細は以下から。
◆とにかく充実したisai Beatのマニュアル動画撮影機能
まず見てもらいたいのが、isai Beatのマニュアル動画撮影機能。4K動画はもちろん、シネマサイズとなる21:9のフルHD動画なども撮影できる上、フレームレート(1~60fps)、ビットレート(高・中・低)、リニアPCM(24ビット/48KHz)の音声まで設定できます。
なんと写真撮影時同様に、動画撮影中にホワイトバランスやフォーカス、露出、ISO感度、シャッター速度を設定可能。極めつけにゲインやローパスフィルタ、リミッターを調節できるため、ライブ会場などでも音割れせずに撮影できるわけです。
◆isai Beatのマニュアル撮影機能をXperia XZ、iPhone 7 Plusと比べてみた
それではさっそく、isai Beat・Xperia XZ、iPhone 7 Plusの3機種で「動画撮影中に何ができるのか」を比べてみることにしました。まずはXperia XZ。残念ながら動画撮影中にできるのは追尾オートフォーカス用の被写体指定とデジタルズームのみです。
実機で撮影したムービーはこんな感じ。
続いてiPhone 7 Plus。動画撮影中に露出および標準レンズ、望遠レンズの切り替えが出来ます。
実機で撮影したムービーはこんな感じ。
そしてisai Beat。動画撮影中にホワイトバランスやフォーカス、露出、ISO感度、シャッター速度、音量フィルタだけでなく、標準レンズ、超広角レンズを切り替え可能。動画撮影機能では他のモデルと比較して群を抜く自由度の高さです。なお、広角撮影時のみフォーカス設定ができない点に注意が必要です。
実機で撮影したムービーはこんな感じ。写真、動画撮影ともにマニュアル撮影が生きる機種のため、「もうオートモードでは満足できない」という人にとっては特にオススメしたい1台です。