対応テレビが6万円を切るなど、着実に普及へのハードルを下げつつある4K。しかしまだまだデータ量が大きいのが難点ですが、富士通がスマホ回線で送受信できるサイズにまでリアルタイム圧縮できる、とんでもない装置を開発しました。詳細は以下から。
Inter BEE 2016の富士通ブース。
エンコーダーとデコーダーで構成された「IP-HE950」と呼ばれる小型の装置が展示されていました。
IP-HE950は独自アルゴリズムで高性能化した映像処理LSIを搭載することで、リアルタイムに4K動画を圧縮可能。12Gbpsの元ソースをスマホ回線でもやり取りできる、わずか16Mbpsにまで縮めることができます。
実際の写りはこんな感じ。ギリギリのビットレートのため、決して美麗というわけではありませんが、なかなかのものです。
HD解像度であればDVDの最大ビットレートよりも低い6Mbps。動きの速いスポーツ中継であっても、10Mbpsに収まります。