昨年、XiaomiやHuaweiがコストパフォーマンスやデザインにこだわったパソコンを相次いでリリースしましたが、思いのほか苦戦していることが明らかになりました。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、世界的なPC需要が5年連続で減少する中、スマホ市場で火花を散らすSamsungやHuawei、Xiaomiがノートパソコン市場に力を入れているそうです。
しかし部品メーカー関係者によると、スマホ市場でのブランド認知や販売実績、中国市場での優位性から順風満帆な売れ行きを見込まれていたXiaomiおよびHuaweiのモデルが思うように売れていないとのこと。
性能やデザインなどでMacBookを強く意識した「Xiaomi Mi Air Notebook」2機種を発売したXiaomiですが、販売目標200万台に対して販売実績はわずか50万台未満。製造はWistronとInventecが担当しています。
2in1タブレットとして発売されたHuaweiの「Matebook」シリーズも、当初の販売目標である100万台を下回る70万台しか売れておらず、そのほとんどは中国で売れたもの。なお、製造はFoxconnが担当していました。
なお、HuaweiおよびXiaomiは第2世代となる製品の発売を予定しているものの、販売実績を反映して生産台数を大きく引き下げる方針。同じ中国メーカー、Lenovoに対して存在感を発揮することは当面難しい情勢となっています。
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