7インチの超小型ボディにMacBookライクなスタイリッシュデザイン、しかもしっかり高性能という、モバイラー垂涎の超小型パソコン「GPD Pocket」。
先日お届けした実機レビューでは本体の完成度が思った以上に高く、モバイルマシンとしてかなり十分使えそうなことをお伝えしましたが、次は前モデル「GPD WIN」のようにゲーム用途で使えるのかどうかをチェックしてみました。詳細は以下から。
前回レビューをお届けした「GPD Pocket」本体。アイソレーションタイプな上、ストロークを十分に確保してあるキーボードは出先での文書作成などに最適でした。
そして今回は「ドラクエ10」のベンチマークアプリを走らせてみることに。
まずはHD解像度(1280×720)、標準品質です。
ベンチマークの様子。
結果はスコア2079で「やや重い」に。プレイできなくもないスコアといったところです。
しかし同じ条件でGPD WINを使ったベンチマークを走らせた時のスコアは2331。
ちなみにSD解像度(640×480)、低品質でベンチマークを走らせたところ、スコアは2810に改善したものの、「やや重い」になるのは変わりませんでした。
ベンチマークの様子。
同じ条件にするとスコア3884で「普通」にまで改善したGPD WINと比べて、GPD Pocketはあまりゲームプレイに向かないのかもしれません。
なお、このような結果となった理由は、ひとえにGPD WINがゲーム利用を強く意識したつくりであったため。ファンの回転速度を自由に調節できるため、ゲームプレイ時、本体に熱がこもって動作速度が落ちることを避けられます。
一方でGPD Pocketにはファンの回転速度を調整するスイッチはなく、電源プランで「排熱優先」などを選ぶこともできません。
RAM/ROM容量こそ違うものの、似たようなハードウェア構成でありながら、モバイルノートとして使いたいなら「GPD Pocket」、ゲーム用途なら「GPD WIN」と明確な棲み分けが行われている2台。
特にGPD WINは本体とコントローラーが合体したモデルであるため、ゲームをプレイするのであればGPD WIN、出先で文書作成やメール、ブラウジングを利用したいならGPD Pocket……と使い分けたほうが賢明です。
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