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東京~大阪間などの都市部を格安で結んでいたツアーバス事業者が8月から半減することが明らかになりました。
ツアーバス業者半減へ、厳格基準でコスト増 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
読売新聞社の報道によると、ツアーバス事業者の半数が8月に撤退する方針であるとされています。
これは2012年4月に関越自動車道で発生した死亡事故により、路線バス会社が国に料金などを届け出た上で運行する「高速乗り合いバス」と、旅行会社などが自由に料金などを決めて運行・営業する「高速ツアーバス」が8月から一本化されることを受けたもの。
一本化の際には停留所の確保などが事業者に義務付けられ、コストの増加が避けられないわけですが、昨年9月末に228社あった高速ツアーバス事業者のうち、8月以降も営業を継続するために国土交通省に許可審査を願い出たのは111社にとどまるとされています。
価格競争が進み、一時期は東京~大阪間が1000円台にまで値下がりしていたものの、今後は事業者減少やコスト増によって運賃が上がることが想定される高速ツアーバス。
しかしながら今回の施策で最も重視されるべき安全性がある程度確保されるのであれば、値上げもやむなしと考える人は多いのではないでしょうか。
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