鴻海傘下で順調に経営再建が進むシャープが、日本勢としては初めてとなるスマホ向け有機ELパネルの量産をスタートさせます。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、シャープがスマホ向け有機ELパネルの量産準備を終えたことを同社CEO・Dai Jeng-wu氏が明かしたそうです。
量産準備は整ったものの、実際の生産スケジュールは顧客の製品発売スケジュールに沿う形となるため、まずは2018年第1四半期に量産を開始し、6~7月に自社製有機ELパネルを搭載したフラッグシップスマホを発売する計画とのこと。
なお、スマホ向け有機ELパネル市場は実質Samsungの独壇場でしたが、LGディスプレイがAppleへの第2のサプライヤーになることを目指しているほか、中国勢も続々参入する見通し。
このため一気に生産能力が需要を上回ることすら懸念され始めていますが、過当競争による液晶パネルの値崩れで血反吐を吐いていたシャープは、有機ELで巻き返すことができるのでしょうか。