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中国がPM2.5などの大気汚染対策に世界最速スパコン導入、ただし運用開始は数年後

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肺がんなどのおそれがある微小粒子状物質「PM2.5」が大量発生し、偏西風で西日本にまで飛んでくるなど、中国の大気汚染は深刻ですが、スーパーコンピューターを用いて本格的な対策に乗り出すことが明らかになりました。詳細は以下から。

China’s supercomputer technology used to monitor smog – Xinhua | English.news.cn
中国国営メディア「新華社通信」が報じたところによると、中国政府はスーパーコンピュータを活用して大気、物理的、化学的、生物学的……といったさまざまな因子が関与するスモッグの原因を予測し、分析できるコンピューターモデルを3~5年後に導入する方針であるそうです。
これは同国が誇る演算能力世界1位のスパコンで、現在は航空宇宙、天気予報、気候予測、海洋環境シミュレーションの分野で活躍中とされる「天河一号A」を用い、国内114都市に設置された668の監視スポットから毎日得られるデータを分析することによるもの。
なお、中国の大気汚染は過去50年間続いており、スモッグの頻度も増加中。あまりに深刻化していることから、大気汚染を理由に北京の日本大使館員に支給される一部の手当が増額される可能性が浮上するなど、思わぬ影響が出ています。

(関連リンク、拡大画像を参照できるオリジナルの記事はこちらです)


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