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KDDIが医療介護ITプラットフォーム事業参入、多くの医師会が採用した無料の「メディカルケアステーション(MCS)」とは?

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KDDIが健康分野の参入を表明し、ソーシャル医療介護連携プラットフォーム「メディカルケアステーション」を提供する日本エンブレースとの資本業務提携契約を締結しました。詳細は以下から。

◆初の事業領域として「メディカルケアステーション(MCS)」に力を入れるKDDI
先ほど都内で行われた資本業務提携に関する記者説明会。


IT化が急速に進む医療介護現場に対し、KDDIは端末や通信インフラで貢献するだけでなく、医療介護プラットフォーム事業へ参入することを表明しています。


日本エンブレースが提供している非公開・無料のSNS「メディカルケアステーション」。服薬管理アプリで製薬会社から得た資金などを原資に、無料提供を実現しています。

KDDIはMCSの拡大を図るとともに、医療介護ITプラットフォームの創出・連携を担当。


多職種間でのチーム医療介護が必要なシーンでの新たなサービスの共同企画開発を測るほか、各種システムとの連携を図り、海外展開を目指すとしています。




現役医師がメディカルケアステーションのメリットを語る動画はこんな感じ。

◆メディカルケアステーションを実際に試してみた
どういうサービスなのかは分かったものの、実際にどのようなものなのかがピンとこない人はそれなりにいるはず。そこで実際にタッチアンドトライで体験してみました。
メディカルケアステーションがインストールされたiPad。こちらは患者側のアプリケーションです。

生活習慣病改善アプリの利用、次の来院予定、お薬を飲むタイミングの通知など、患者の生活をトータルでサポートしてくれます。


何か気になることがあれば、メッセージ機能で相談することもできます。


一方、こちらは医療関係者側のアプリケーション。先ほど患者側のアプリケーションから送った「低血糖みたいなんですが……」というメッセージが反映されています。

送られてきたメッセージに返信することも可能。誤送信による事故を防ぐため、「患者本人と共有中の画面に切り替わります。送信内容にご注意下さい」というアラートも表示してくれる仕組みです。

なお、患者のアクティビティや相談内容は……

薬剤師、介護支援専門員なども閲覧可能。一元化された情報を元に各分野のスタッフが連携してケアに取り組めるため、効率良くより実情に沿った施策を進めることができます。


メディカルケアステーションがインストールされたiPadを並べてみるとこんな感じ。左が患者側のアプリケーション、右が医療関係、介護従事者向けのアプリケーションです。

なお、メディカルケアステーションは全国で800超ある医師会のうち、207で導入済み。医師を中心に約6万人の医療・介護従事者に利用されるプラットフォームに急成長しています。
ソーシャル医療介護連携プラットフォームを提供する日本エンブレースとの資本業務提携について | 2018年 | KDDI株式会社

【KDDIが医療介護ITプラットフォーム事業参入、多くの医師会が採用した無料の「メディカルケアステーション(MCS)」とは?】を全て見る


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