先ほど発売日や価格、対応ネットワークなどが発表されたASUSの国内版ZenFone 5。
本国・台湾版よりメモリが多く、しかも一部モデルに至っては日本の方が早く発売されるという異例のケースとなっていますが、その実力はいかほどでしょうか。詳細は以下から。
◆「ASUS store Akasaka」で先行展示中
3月にオープンしたASUSにとって日本初となる来店型店舗「ASUS store Akasaka」
本日からZenFone 5の展示が行われています。
◆Zenfone 5(ZE620KL)
まずは6.2インチフルHD+(2246×1080)Super IPS+液晶にSnapdragon 636、6GB RAM/64GB ROM、1200万画素標準+800万画素広角カメラ採用のZenFone 5。発売日は5月18日(金)で、希望小売価格は5万2800円(税別)です。
実際に触ってみたところ。
ブラウジング時の動作もキビキビしています。
背面の1200万画素標準+800万画素広角(120度)カメラにはF1.8レンズ、1.4マイクロメートルの画素ピッチを持つソニーの「IMX363」を採用。4軸光学手ブレ補正と、3軸電子手ブレ補正を実装しています。
「AIカメラ」によって、16種類から最適なシーン判別および撮影モード選択が行われるだけでなく、好きなエフェクトなどの自動学習も。2つのレンズが被写体の奥行きを識別し、リアルタイムでボカし具合を調整できます。
◆Zenfone 5Z(ZS620KL)
そして6.2インチフルHD+(2246×1080)Super IPS+液晶にSnapdragon 845、6GB RAM/128GB ROM(UFS 2.1)、1200万画素標準+800万画素広角カメラ採用の「Zenfone 5Z」。フルスペックにもかかわらず6万9800円という、通常では考えられない価格設定を取り入れています。
ちなみに筐体はZenFone 5と全く同じ。
ノッチを任意に隠すこともできます。
5、5Zともに「AIブースト」で性能を向上可能。ZenFone 5のSnapdragon 636がSnapdragon 660相当にまで処理能力を引き上げられるほか、現在開発中ではあるものの、ZenFone 5ZもSnapdragon 845の性能をさらに引き上げられます。
さらに5マグネットスピーカー、メタルボイスコイル、NXP Smart AMP採用の独自オーディオシステム「Sonic Master 5.0」とdts HEADPHONE Xを使った音響も楽しめるだけでなく……
周囲の雑音レベルに合わせて着信音量を自動調整する「AI着信音」も。
AIを使ってユーザーの睡眠時間を分析し、バッテリーの劣化を招く「残量80%」以上になる時間を極力減らすことも可能です。
ZenFone 5Zを触ってみたところはこんな感じ。残念ながら試作機のため、カメラ周りの挙動が安定しない点に注意が必要です。
なお、「やけにディスプレイが撮りやすい(色味が変になりにくい)」と感じていたら、ディスプレイの明るさや色温度を自動で調整してくれる「AIディスプレイ」のおかげでした。ZenFone 5/5ZのAI、思った以上に使い勝手を良くしてくれます。
◆Zenfone 5Q(ZC600KL)
6.0インチフルHD+(2160×1080)IPS液晶にSnapdragon 630、4GB RAM/64GB ROM、背面に1600万画素+800万画素広角カメラ、前面に2000万画素+800万画素広角カメラを備えた、お安いながらもそこそこ使えるクアッドカメラモデル。発売日は5月18日(金)で、希望小売価格は3万9800円(税別)。
なお、いずれのモデルも以下の通信方式および周波数帯、au VoLTEをサポート(Zenfone 5Qのみ後日アップデート対応)しており、大手3社の回線を使ったDSDVも可能。KDDI系のSIMを2枚同時挿せるようになったほか、通信の高速化・安定化に役立つキャリアアグリゲーション(5および5Qは2CA、5Zは3CAまで)もサポートしてます。
3G:W-CDMA(Band 1/2/3/5/6/8/19)
4G:FDD-LTE(Band 1/2/3/5/7/8/18/19/28)、TD-LTE(Band 38/39/41)