コスパの高さに定評ある中国のスマホメーカーの間に、ついに淘汰の波が押し寄せています。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、スマホの需要に頭打ちの兆しが見られる中、中国のスマホメーカーに興味深い動きが見られることを部品メーカー関係者が明かしたそうです。
これはHuawei、Xiaomi、Oppo、Vivoといったトップクラスのスマホメーカーが、比較的小規模のメーカーのシェアを食う形が顕著となっていることを受けたもので、2018年第1四半期に中国市場で60%を超えるシェアを獲得するなど寡占が進んでいるとのこと。
具体的には2016年のスマホ販売台数ランキングで10位に届かなかったメーカーが厳しい状況となっており、「LeEco」はすでに破綻。Meizuも従業員600人を解雇し、「Meizu」「Meilan」ブランドを統合したとされています。
また、現時点で生き残っているメーカーの中ではGioneeが危機的な状況にあり、スマホ出荷台数が四半期で100万台を下回る事態に。
もはや急ブレーキと言えるほどの低迷っぷりで、「(不払いが起きかねないので)受注を受けるかどうか厳格に検討する必要がある」と部品メーカー関係者が述べるほどの状況です。
なお、これらのメーカーのシェアを食う形となったXiaomi、Oppo、Vivoは出荷の勢いが増しており、Oppoに至っては初の出荷台数1億台超えが見えてきているとされています。