12月13日に発表されたソフトバンクの「ホワイト学割with家族2014」を皮切りに、大きく前倒しされる形で告知された2014年の学割キャンペーン。
パケット値引きや地デジ対応フォトフレームが無料など、さまざまな特典があった従来とは異なり、各社の割引内容に大きな変化が見られるようになっていますが、スマートフォン利用時を中心に比較してみました。詳細は以下から。
■NTTドコモ「ドコモの学割2014」
・対象ユーザー
新規契約・機種変更(2013年6月以降に契約の既存契約者)で「ドコモの学割2014」を申し込んだ学生と新規契約した学生の家族
・割引内容
「タイプXi にねん(Xi)」「タイプシンプル バリュー(FOMA)」の基本料金780円が最大37ヶ月間0円に
・スマートフォン利用時の最安月額料金
<Xiスマートフォン>
「タイプXi にねん(0円、最大37ヶ月)」+「Xiパケ・ホーダイ フラット(5985円、最大37ヶ月)」+「spモード(315円)」=6300円
<FOMAスマートフォン>
「タイプシンプル バリュー(0円、最大37ヶ月)」+「パケ・ホーダイ フラット(5460円、最大37ヶ月)」+「spモード(315円)」=5775円
・備考
「タイプXi にねん」「タイプシンプル バリュー」にはユーザー間無料通話無し。
Xiで「ドコモの学割2014」を申し込み、「dビデオ」「dアニメストア」「dヒッツ」から2サービス以上を契約すると、申し込み月を含めた3ヶ月間、転送量制限が1GB追加。
「ドコモの学割2014」を申し込んだ学生の家族を対象に、iPhoneを含むXiスマートフォンを購入すると、購入日から最大13か月、月々の利用料金を最大743円割引く「学生家族いっしょ割2014」も展開。
■au「学割」
・対象ユーザー
新規契約・MNPで「学割」を申し込んだ学生と、同じく新規契約・MNPした学生の家族
・割引内容
学生:「プランZシンプル」「LTEプラン」の基本使用料980円が最大36ヶ月間無料
家族:「プランZシンプル」「LTEプラン」の基本使用料980円が最大12ヶ月間(MNP利用時は最大36ヶ月間)無料
・スマートフォン利用時の最安月額料金
<LTEスマートフォン>
学生:「LTEプラン(0円、最大36ヶ月)」+「LTEフラット(5985円)」+「LTE NET(315円)」=6300円
家族:「LTEプラン(0円、最大12または36ヶ月)」+「LTEフラット(5985円)」+「LTE NET(315円)」=6300円
<3Gスマートフォン>
学生および家族:「プランZシンプル(0円、最大36ヶ月)」+「ISフラット(5460円)」+「IS NET(315円)」=5775円
学生および家族:「プランZシンプル(0円、最大12または36ヶ月)」+「ISフラット(5460円)」+「IS NET(315円)」=5775円
・備考
特になし。
■ソフトバンクモバイル「ホワイト学割 with 家族 2014」
・対象ユーザー
新規契約・機種変更で「ホワイト学割 with 家族 2014」を申し込んだ学生と、同じく新規契約した学生の家族
・割引内容
学生:「ホワイトプラン」の基本使用料980円が最大36ヶ月間無料
家族:「ホワイトプラン」の基本使用料980円が最大12ヶ月間(MNP利用時は最大36ヶ月間)無料
・スマートフォン利用時の最安月額料金
<4Gスマートフォン>
学生:「ホワイトプラン(0円、最大36ヶ月)」+「パケットし放題フラット for 4G(5985円)」+「S!ベーシックパック(315円)」=6300円
家族:「ホワイトプラン(0円、最大12または36ヶ月)」+「パケットし放題フラット for 4G(5985円)」+「S!ベーシックパック(315円)」=6300円
<3Gスマートフォン>
学生:「ホワイトプラン(0円、最大36ヶ月)」+「パケットし放題フラットfor スマートフォン(5460円)」+「S!ベーシックパック(315円)」=5775円
家族:「ホワイトプラン(0円、最大12または36ヶ月)」+「パケットし放題フラットfor スマートフォン(5460円)」+「S!ベーシックパック(315円)」=5775円
・備考
パケット定額サービス、ホワイト家族24への加入必須
◆学割商戦は引き潮?とても味気ない内容に
これらのキャンペーンの内容をまとめてみると、基本的に各社とも「基本使用料0円」のみで横並びに。
パケット料金が最大1050円値下げされたケースがあることを考えると非常に味気ない内容ですが、過当競争に限界が見えたということなのでしょうか。
◆唯一パケット定額加入必須、強気のソフトバンク
また、今回最も興味深いのが、今まで学割商戦で加入者の獲得に力を入れてきたソフトバンクモバイルの条件が最も厳しいこと。スマートフォン時代へとシフトしたとはいえ、パケット定額加入を唯一割引適用条件に組み込む形となっています。
例年の学割商戦を見てきたからこそ、「もう一声」という気がしてなりませんが、年明け以降に何か隠し球が控えているのでしょうか。
(関連リンク、拡大画像を参照できるオリジナルの記事はこちらです)