ソニーがWindows Phone 8スマートフォンをリリースする方針であることが明らかになりました。
Sony Mobile to launch WP8 phones, say sources
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、ソニーモバイルコミュニケーションズがWindows Phone 8を採用したスマートフォンをリリースする方針を固めたことを業界関係者が明かしています。
これはWindows Phoneの世界シェア拡大や日本市場開拓を目的にマイクロソフトとソニーが協業することによるもので、ラインナップは数機種。実現すればWindows Mobileを採用した「Xperia X2」以来、実に5年ぶりのこととなります。
うち1~2機種の生産を台湾の大手ODMメーカー、Compal Communicationsが担当することが決定しているものの、それぞれの初期ロットの受注数は数万台程度にとどまるとされています。
なお、メーカー各社のWindows Phone新規参入を困難にしているものが、マイクロソフト傘下のNOKIAのシェア。Windows PhoneおよびWindows 8アプリ開発者向けサイト「AdDuplex」がまとめた2013年11月時点のデータではNOKIAが90%に対し、HTCは7%、Samsungは1.8%、Huaweiに至っては1.3%という結果に。
2014年も出荷台数の90%をNOKIAが占めると予測されており、残り10%をソニーやHTC、Samsung、Huaweiが分けあうこととなるわけですが、Android以上に寡占が進む中で「ソニー版Windows Phone」はどれだけ戦えるのかに注目が集まりそうです。
Sony Reportedly In Talks With Microsoft About Making Windows Phone Devices – Forbes
なお、Forbes誌の報道によるとソニーはWindows Phone 8端末に「Xperia」や「VAIO」ブランドを冠するかどうかは不明。
また、マイクロソフトはローエンドモデルを担当させるため、中国のZTEとも交渉しているほか、Acer、LG電子もスマートフォンのハードウェア・パートナーに加えています。
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