
世界のスマホ市場に多大な影響を及ぼしかねない事態が相次いでいます。詳細は以下から。
ブルームバーグ紙の報道によると、クアルコムがAppleによる特許侵害を訴えていた裁判で、中国・福建省にある福州中級人民裁判所がAppleが2つの権利を侵害していたことを認め、iPhoneの販売差止命令を出したそうです。
対象となるのはiPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X。
最新のiPhone XS/XS Max/XRについては販売差し止めを免れましたが、最新シリーズが世界的な販売不振で、落ち込んだ需要を旧モデルがカバーしている状況であることはかねてからお伝えしてきた通り。
中国市場はAppleの収益のほぼ20%を占めているため、旧モデルiPhoneの販売差し止めはAppleにとって決して無視できないダメージになるとみられます。
なお、Appleは「特許問題はiOS 12より前のOSを採用したiPhoneに適用されるもので、現在販売されているすべてのiPhoneは特許問題に抵触していない」と主張しています。