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韓国への素材輸出規制でDRAMやフラッシュメモリ高騰、長らく続いた値下がりが一気に反転

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ずっと続いていた値下がりが、ついに止まってしまいました。詳細は以下から。

大手価格情報サイト「価格.com」では、2019年7月以降DRAMの価格が高騰しており、相次いで品切れが発生しています。
価格.com – G.Skill F4-3600C19D-32GSXWB [DDR4 PC4-28800 16GB 2枚組] 価格推移グラフ

価格.com – Corsair CMK32GX4M2D3200C16 [DDR4 PC4-25600 16GB 2枚組] 価格推移グラフ

フラッシュメモリ製品も同様の事態に。日本政府が行っている韓国への素材輸出規制によって市場が供給不足に陥ることを先取りした結果とみられます。
価格.com – crucial P1 CT1000P1SSD8JP 価格推移グラフ

DRAMとSSDだけが値上がりしているのであれば「第3世代Rizenで自作パソコン熱が高まった結果」とも考えられますが、microSDXCカードすら値上がりしている以上、DRAMとフラッシュメモリ製品すべてが対象と考えたほうが良さそうです。
価格.com – SANDISK SDSQUAR-128G-GN6MN [128GB] 価格推移グラフ

市場で在庫がだぶつき、価格が下落し続けていたDRAMおよびフラッシュメモリ製品。
Samsungをはじめ半導体メーカー各社の業績低迷を招いていましたが、今回日本政府が発動させた素材輸出規制措置はこれらのメーカーに積み上がった在庫を今までより高めの価格でさばくチャンスを与えた形となっています。
なお、すでに日本はDRAMから撤退しており、フラッシュメモリメーカーも東芝メモリ1社のみ。つまり今回の輸出規制措置が自国に大きなメリットをもたらすことはなく、それどころか日本の家電メーカーなどの部品調達コストを引き上げただけとなります。
どうして直接の競合でなく、ある程度互恵関係にある分野で発動させたのか疑問でならない一連の措置。損をするのは消費者や日本のメーカーです。
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