音声通話に特化したサービスを中心に据え、スマートフォンから音声通話特化型端末まで幅広く提供しているウィルコム。かつては「STOLA WX08K」のような、音声通話に完全特化し、カラーバリエーション展開で押し切るかのような機種をリリースしていましたが、新たに「多機能シンプルモデル」とでも呼ぶべき「iiro(イーロ)WX04S」が発表されたので、レビューをお届けします。
◆より実用性を重視したシンプルモデル「iiro WX04S」
これがiiro本体。2.0インチQVGA(320×240)液晶を備えたシンプルモデルで、カメラは非搭載。
背面にある黒い部分は赤外線ポートです
キーは打ちやすい、隆起がはっきりしたタイプ
本体上部にはストラップホールがついています
そしてほぼ同じ位置付けであろう「STOLA」との最大の違いがEメール機能を備えた部分。さらにライトメールは2014年10月のPHS・携帯電話間MNP実現後、SMSに対応します。
「iiro(イーロ)WX04S」でメールを打ってみた – YouTube
さらに手を洗った後に濡れた手で持って通話ができる「IPX4」相当の防水性能を装備し、雨の日やキッチンなどの水まわりでも安心して通話やメール(ライトメール、POP3/SMTP)を利用可能。
また、複数のアンテナを内蔵して通話品質感度を向上するダイバーシティアンテナ対応で、クリアな音声を実現するノイズリダクション機能、通話・待受時のアンテナサーチ機能も搭載。高い通話品質を実現します。
ほかにも現在地を日本地図上に表示するとともに、緯度と経度を表示できる「ここどこ表示」や、一人歩きの夜道でも、着信があったかのように音やバイブ、LEDで着信を演出する「セルフコール」を搭載。女性でも安心なモデルになのが特徴です。
iiroのメニュー画面。カメラ、ブラウザが無いところ以外、一般的なフィーチャーフォンとほぼ同じ。レスポンスも悪くありません。
多機能なシンプルPHS「iiro(イーロ)WX04S」のメニュー – YouTube
カラーバリエーションは3色。
◆カラーパターンなんと39通り
8色展開だった「STOLA」よりも少ない3色展開となるものの、あなどってはいけないのがiiro。なんと13色のリアカバーを好きなように入れ替えて遊べます。(写真は一例)
実際にカラーパターンを組み替えるとこんな感じに。中には「この組み合わせどうなの……?」と思うものもありますが、気分に合わせて気軽に雰囲気を変えられるのはうれしいところ。画一的なデザインで飽きの来るスマートフォンよりも面白みがあるのも特徴です。
なお、気になる発売日は2月20日(木)を予定しています。
WILLCOM|STOLA
http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/wx/04s/index.html