不要不急の外出を控えるため、通販を積極的に利用している人も多いと思われますが、モバイルバッテリーや充電器などでおなじみのAnkerが注意喚起を行いました。詳細は以下から。
アンカー・ジャパンのプレスリリースによると、Amazon.co.jpで販売中の製品について、第三者によるカスタマーレビューの不当な操作が行われているそうです。
同社ではカスタマーレビューの不当操作として、主に以下の2つの方法があることを確認済み。1は自社製品を持ち上げ、2は他社製品を蹴落とすことで自分が有利になることを目指したものです。
1.報酬や製品の無償提供と引き換えに★5のカスタマーレビューの投稿を依頼し、自社製品の販売を不正に伸ばそうとする方法
2.他社の特定製品に対して★1のカスタマーレビューを短期間・集中的に投稿することで当該製品の信用と販売機会の損失を図ろうとする方法
同社が被害を受けたのは後者で、具体例としてリモートワーク向け会議用Bluetoothスピーカーフォン「Anker PowerConf(2020年2月発売)」に対して、2020年3月27日~28日の2日間にかけて通常の20倍以上となる★1のカスタマーレビューが集中的に投稿されたことを挙げています。
なお、上記の投稿は調査の上で厳正に対処されたものの、2020年4月上旬に同様の追加事象と別名アカウントによる同一文言のカスタマーレビューが再掲。いたちごっこの様相を呈しています。
アンカー・ジャパンでは発表に踏み切った理由について「当該行為に悪質性があり、お客様に不要なご心配をおかけするものと判断したため」としており、もしカスタマーレビューの不当な操作などの依頼を受け取った場合には同社のカスタマーサポートまで連絡するよう協力を求めています。
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