Googleが発売を予定している新型タブレット「Nexus 8」に、Intel製の最新プロセッサが搭載される可能性が浮上しました。
さらに第2世代Nexus 7と異なり、低価格での提供も期待されます。
Nexus 8 to have Intel chip on board? – AndroidPIT
海外ニュースサイト「AndroidPIT」では、Nexus 8は6月25日に行われる開発者向けイベント「Google I/O 2014」でNexus 8が発表され、7月ごろに発売されると推測しています。
そしてNexus 8には今までに採用実績のあるNVIDIAの「Tegra」やクアルコムの「Snapdragon」ではなく、Intelが2月末に発表した新型Atomプロセッサ「Atom Z3500(Moorefield)」「Atom Z3400(Merrifield)」シリーズの最上位モデル「Atom Z3580(クアッドコア、2.33GHz)」が採用される可能性があるとのこと。
「Atom Z3500(Moorefield)」「Atom Z3400(Merrifield)」のスペック詳細。Atom Z3580には前世代の5倍のグラフィック性能を実現したGPU「PowerVR Series6」の「G6430コア」が搭載されます。
さらにGoogleが採用する動画コーデック「VP8」のハードウェアエンコード/デコードに対応し、2つの周波数帯を束ねてLTEを高速化する「CA(キャリアアグリゲーション)」も利用可能。
Apple A7、Snapdragon 800と比較してもパフォーマンス面で存在感を発揮できています。
最新OSのリファレンスモデルという側面があるNexusシリーズだけに、「Nexus 8」には新バージョンのAndroidが採用される可能性が十分ありますが、何より気になるのが本体価格。プロセッサにSnapdragonを採用した第2世代Nexus 7は初代と比べて値上がりしてしまい、苦戦を余儀なくされました。
しかし直近の報道では、タブレット向け自社プロセッサの普及に向け、Atomを原価割れで販売していたとされるなど、Intelは利益度外視で打ち込んでいる感があるため、Nexus 8の本体価格についても期待できるかもしれません。