800MHz帯を用いたプラチナバンドのLTEで実人口カバー率99%をいち早く達成したKDDIの次の一手が明らかになりました。
高音質の次世代通話、年内に導入 KDDI・田中社長:朝日新聞デジタル
朝日新聞社の報道によると、KDDIの田中孝司社長が新通話サービス「VoLTE(ヴォルテ、Voice Over LTE)」を年内に開始することを明かしたそうです。
従来はLTEスマホであっても、音声通話の時のみ3Gの回線交換方式を用いる方式「CSフォールバック」が採用されていましたが、VoLTEは音声をデータ化してパケット通信網を利用。
これにより更なる高音質での通話が可能になるほか、「今年はボルテの時代になり、音声定額サービスを始める」として、新たな定額通話プランを導入する考えも示しています。
また、田中社長は年内に複数の周波数帯を重ねて通信速度を向上させる「LTE-Advanced」を導入する方針も表明。
KDDIがLTEを提供している周波数帯一覧。人口カバー率99%の800MHz帯LTE(下り最大75Mbps)に2.1GHz帯(下り最大37.5~150Mbps)や1.5GHz帯(下り最大75Mbps)を組み合わせることで、途切れず高速な通信を実現することになると思われます。