NTTドコモの回線を利用した「仮想移動体事業者(MVNO)」が提供する『格安SIM』がじわじわと普及している昨今。
特に大手携帯電話会社が月額7000円超で提供するフルサービスを必要としないユーザーの支持を集めていますが、なんと格安SIMよりも安い価格で手厚いサービスを受けられるLTEスマホが登場しました。
BUZZAP編集部で確認したところ、5月10日(土)から大手家電量販店やイー・モバイルショップなどで、「STREAM X GL07S」の特別販売が行われています。
なかなか興味深い内容なので詳細をスタッフに聞いてみたところ、月額料金1980円に含まれている内容はこんな感じ。なお、下記の内容はMNP利用時に限らず新規契約でも同じです。
・「STREAM X GL07S」本体代金
・基本使用料
・月間5GBのデータ通信料(テザリング込み)
・月10分以内の国内通話が300回無料になる「だれとでも定額」が1年間無料
「STREAM X GL07S」本体。液晶パネルにタッチセンサを組み込むことで本体を薄型化できる「インセルタッチパネル」採用の4.7インチHD(1280×720)液晶や「HiSilicon K3V2(クアッドコア、1.5GHz)」、1GB RAM、16GB ROMを搭載しています。
下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsの「EMOBILE LTE」に加え、ソフトバンクの3Gエリア(2.1GHzのみ)も利用可能です。
背面にはソニーの「Exmor RS」を採用した1300万画素カメラ。
ざっと触ってみたところ。さすがにSnapdragon 800シリーズを搭載した最新モデルほどスムーズではありませんが、この価格なら十分ではないでしょうか。
GL07Sをざっと触ってみた – YouTube
タップするだけでテザリングが使える「Pocket Wi-Fi」ウィジェット。タブレットなどと組み合わせることで「電話やブラウジング、アプリ利用もできるモバイルルーター」のような使い方もできます。
GL07SのPocket Wi-Fiウィジェット – YouTube
競合すると思われる格安SIM「OCNモバイルONE」の料金プランはこんな感じ。別途中古スマホ本体代(クアッドコアCPU搭載モデルの良品は最低でも2万円ほど)が発生することを考えると、「全部込みで1980円」がどれだけ安いのかが分かります。
格安SIMと中古スマホを調達するよりも月額料金が安く、利用できる月間データ通信量も圧倒的に多い上、イー・モバイル宛ての通話24時間無料やだれとでも定額などの各種サービスが提供され、いざという時のための保証サービスにも加入できるなど、決して悪くない今回の特別販売。
背景には来月からワイモバイルに切り替わるため、旧ブランドになるスマホを今のうちに処分しておきたいというイー・モバイル側の思惑が見えますが、これだけ安く使えるなら選択肢に入れてみるのもいいのではないでしょうか。
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