ソフトバンクが検討中とされる新料金プランの詳細が明らかになりました。
ソフトバンクが新料金体系 ドコモに対抗 NHKニュース
NHKの報道によると、ソフトバンクは7月1日以降に新たな料金を導入する方針を固めたそうです。
具体的にはドコモの完全通話定額プラン「カケホーダイ」同様、スマートフォンだと月額2700円、フィーチャーフォンだと月額2200円で国内の通話が使い放題になるというもの。
また、家族でパケット通信の容量を分け合える「パケあえる」に対抗するプランをリリースするだけでなく、使い切れなかったパケットを翌月に繰り越すサービスや、長期契約者に対するポイント優遇制度も設けるとのこと。
なお、完全通話定額を導入した場合、発信先の電話会社に支払う「接続料」の大半が固定電話で76%・携帯電話で45%のシェアを持つNTTグループに流れてしまうことから、KDDIやソフトバンクが全く同じプランで追従すると、採算が取れなくなるおそれがあるのが現状。
「各社のスマートフォン向け通話定額プランがドコモと同じ2700円になる公算が高い」という事前報道に対し、横並びになることを批判する声もありますが、基本的にNTTグループ以外は損をする内容であるため、残りの2社はドコモと並ぶのがやっとであると考えたほうが良さそうです。
なお、現在KDDIが検討しているカケホーダイ対抗プランは別途パケット通信料収入が見込めるスマートフォンのみになるのではないか……という可能性も浮上していましたが、もしソフトバンクがフィーチャーフォンでも完全通話定額を導入するのであれば、追従せざるを得なくなるかもしれません。
それはそうとソフトバンクが当初計画していた自称・VoLTE時代の革新的な新定額サービス「スマ放題」にはオプションプランに入らない限りパケット代が青天井になるという、時代を逆行するかのような仕組みがありましたが、新プランでは改善されるのでしょうか。