経営再建中のシャープが次世代のIGZO液晶を量産する方針であることが明らかになりました。
シャープ、高画質パネル増産 300億円を投資 :日本経済新聞
日本経済新聞社の報道によると、シャープは2015年3月期に液晶への投資額を前年比5割増加させ、亀山第2工場と三重第3工場に対して合計300億円を投資するそうです。
これは採算性の高いスマホやタブレット向けの中小型液晶パネル増産を目指したもので、高画質パネルを中心に生産能力を1割以上引き上げるとのこと。
なお、亀山第2工場では画質を高めたIGZO液晶の次世代品を量産するほか、三重第3工場では世界最高水準の高精細さを実現した液晶パネルを量産する方針とされています。
ちなみにシャープの液晶事業については4.7インチモデルのiPhone 6およびiPad miniへの供給が打ち切られたと海外紙が報じる事態となっていますが、その中での次世代IGZO液晶増産は、Apple依存から脱してさまざまなメーカーへ積極的に売り込む方向へとシフトするということの現れでしょうか。